歴史の宝庫:フォロ・ロマーノ・カピトリーノの丘
パラティーノ丘を望む。3本柱が双子の神カストルとポルックス神殿。4枚目左端ヴェスタの神殿。1本柱はフォカスの記念柱。
左端工事中は、アントニヌス帝が2世紀建造で、その後妻とともに祀られたアントニヌスとファウスティナの神殿跡で、柱の後ろは11世紀に付け足された サン・ロレンツォ・イン・ミランダ教会です。 パラティーノの丘の発掘は今も続いています。 左側小さい白い神殿がヴェスタの神殿、右の白が双子の神、カストルとボルックスの神殿。 フォカスの記念柱は、608年建造、東ローマ帝国皇帝のフォカス帝が教皇にパンテオンを寄進したのを記念し、先端にフォカス帝の像が置かれた。
カピトリーノの丘の市庁舎。8本の円柱がサトゥルヌス神殿。右端はセプティミウス・セヴェルス帝の凱旋門。
右凱旋門の後はカピトリーノの丘に建つローマ市庁舎で、今も使われています。Capitalはカピトリーノの丘に由来しているそうです。 右側3本の円柱はウェェスパシアヌス神殿跡で、コロッセオの建設を命じたウェェスパシアヌス帝とその息子ティトゥス帝に捧げるために、同じく息子でティトゥス帝の弟のドミティアヌス帝により、81年に建造。 8本の円柱のサトゥルヌス神殿は、紀元前497年に建建造、3世紀に再建、ローマで最も神聖な場所とされ 財宝も保管されていました。 カピトリーノの丘から見た セヴェルス帝の凱旋門(203年建造)、セヴェルス帝の子が有名なカラカラ帝。。 左の茶色の建物は、当時の国会議事堂にあたる 元老院、クーリア、煉瓦造り4階建て、BC29年にアウグストゥスが完成。7世紀に教会に改修、1930年に復元。シーザーはクーリアの前でブルータスに暗殺されたと言われている。
フォロ=公共広場で元のラテン語はforumの語源になったもの。ローマ広場ですね。パラティーの丘のみ有料。
マクセンティウスのバシリカです。 パラティーノの丘側からフォロ・ロマーノを望みます。 マクセンティウスのバシリカです。 パラティーノ丘を望む
左2つがマクセンティウスのバシリカ(古代ローマの裁判所や取引所などに使用した建物)でAD312年に完成。
マクセンティウス帝の306年に建造が始まり、312年の戦いでマクセンティウスがコンスタンティヌスに破れ、コンスタンティヌスが帝位に就いた後に完成したため、コンスタンティヌスのバジリカとも呼ばれます。 高さ35m、敷地面積6000m2。
3番目はヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂、1911年完成。4番目がトライアヌス帝のフォロ(広場)と市場跡。
最後のライトアップの建物は「トライアヌスの市場」で当時はアーチ毎に商店が入っていたそうです。遺跡は2階までで、その上のガラス窓の入った建物は後世に建てたもので今でも使われているようです。遺跡に人が住んでいるのは不思議な感じです。


パラティーノの丘にある、こぢんまりとした教会です。
コロッセオからティトゥスの凱旋門に入る道を左上に登ったところにあります。
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