おまけで手元にあった古いバカチョンカメラのネガをフィルムスキャナーで読み込んだものです。
アユタヤはバンコクの北80Kmにある遺跡で、1991年に世界遺産に認定されています。アユタヤ遺跡には仏塔が残っていて、それにはカンボジア様式とスリランカ様式があります。カンボジア様式はクメール様式とも呼ばれ、仏塔の先端が丸みを帯びたスタイルで、側面には仏像がはめ込まれています。一方のスリランカ様式は、仏塔の先端が鋭く尖っています。アユタヤ王朝は1350〜1767年の400年続いた王朝で、ビルマ軍の侵入し、仏塔から黄金を剥がし、建物を崩壊させます。トンブリ王朝を開いたタークシン王が奪回しますが、あまりのアユタヤの破壊された状態にこの地での再建をあきらめ、トンブリへ遷都します。1782年から現チャクリ王朝となります。
アユタヤの南20Kmにあるバン・パイン宮殿は、1632年に、アユタヤ王朝第26代のプラサートトーン王の夏の離宮として建立されました。アユタヤ王朝が滅び放置されていたものをラマW世が再建に着手し,再び夏の離宮として使われるようになりました。現在残っている宮殿のほとんどは,ラマX世が建造したものです。タイ様式、ヨーロッパ様式、中国様式と、様々な建物が敷地内にあります。
ワット・ヤイ・チャイモンコンは、アユタヤで一番古いお寺です。400年前に建てられたスリランカ様式のお寺で、バンコク時代に改築されました。涅槃物が有名です。
有名なスリランカ様式の3塔の仏塔(ワット・プラシー・サンペット)でそれぞれにアユタヤ王朝を治めた歴代の王の骨が納められています。
バン・パイン宮殿
アユタヤの長さ16mの涅槃仏
バンコクの黄金の涅槃仏
2004/03/01