カナディアンロッキーには、四つの国立公園があります。最初は1883年にカナダ太平洋鉄道で働いていた人が、数十年前に探検家が発見したと報告があった温泉を再発見したことに始まります。2年後に温泉とその周辺はバンフ・ホットスプリングス保護区に指定されました。1887年に「ロッキー山脈国立公園保護区」になりました。アメリカのイエローストーン国立公園、オーストラリアのローヤル国立公園に次ぐ、世界で3番目の国立公園です。1907年にジャスパー森林公園が昇格して国立公園になり、1911年に鉄道の街のホテル周辺の保護区がヨーホー国立公園になり、1920年にクートニーパークウエイの道路建設の条件としてクートニー国立公園が誕生し、1930年にはバンフ国立公園として名称変更し、四つの国立公園ができました。
キャッスル・マウンテンは、イギリス人がエジンバラ城に見立てて名づけた山だそうです。日本語で言うと「城山」ですね。
ナチュラル・ブリッジは、氷河の溶け水流れ込んだキッキングホース川の豊富な水流が、長い時間をかけて川底のライムストーンを削ってできた岩の橋です。 実際には「橋」の中央は切れていて、ナチュラル・ブリッジに並行して架けられている橋から眺めるだけで、この石橋を渡ることは出来ません。
モレーン・レイクは、moraine(堆積物)からきたもので、氷河が運んできた岩石を削って出来た堆積物で氷河水がせき止められて出来た氷河湖です。周りにそびえ立っているテンピークスという10の切り立った峰に包み込まれ、また、一方は深い緑の針葉樹林が広がる。小高い丘から眺める景色は、周りの岩山と森林、それに本当に真っ青な湖面と、大変素晴らしい眺めです。この景色はカナダの旧20ドル紙幣の図柄にも使われているそうです。
ブリュースターのバンフ国立公園の地図
は参考になります。
エジンバラ城に見立てて名付けたキャッスル・マウンテンです
ナチュラル・ブリッジのあるキッキングホース川です。
ナチュラル・ブリッジは、豊富な水流が岩を削って出来た天然の橋です。観光のみで実際に渡ることは出来ません。
雪解け水を含むキッキングホース川は、乳白色で水量が豊富です。
小高い丘の上に登って見るモレーン・レイクは、真っ青な湖面を映し出します。
周りをテンピークスという10峰の尖った山で囲われており、これらがモレーン・レイクを包み込んでいるようです。
2007/08/01